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ワタクシ的スプリング・エフェメラル(K)

 順番を無視していますが、更新します。
 さて、春です。二重の意味で萌えのシーズンがやってきました。
 荒れた花壇から、歩道のアスファルトの隙間から、街路樹の根本の土から、雑草が一斉に芽吹きだす季節、わたくし、胸のときめきをおさえることができません。通勤路を下しか見ずに歩いています。雑草不毛地帯・麹町でもこの時期にはわずかに草が生えるようです。たとえばこういうところ。
 これは近くの文藝春秋様社屋の前に置かれている植木鉢の中。
 ハコベの芽がいっぱいです。

カタバミ.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

 こちらはカタバミとタンポポ。

ハコベ.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

 オオイヌノフグリか、もしかしたらホトケノザ。

ホトケノザ.jpgのサムネイル画像

 これは文春様の前の通りのガードレール下のタネツケバナ。

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 花がボケていてすみませんが、小さくて丸い葉っぱがかわいい。タネツケバナはロゼット(冬越しのために地面にペタッと平たく広がった形:試験に出るやつ)が美しくてまたいいのですが、今年は暖冬のせいか、ロゼットをあんまり見かけなかった気がします。

 それからこれは、文春様の前の通りの街路樹の下。
 マメカミツレが茂っています。

マメカミツレ.jpgのサムネイル画像
 写真だとわかりにくいですが、相当小さい草です。地面を這うような丈で、花は直径5ミリあるかなという感じ。この草の存在にはわりと近年気がついたのですが、名前が判明した時、思わずちょっと噴きました。カミツレって、カモミールのことです。お茶にすると鎮静効果があるハーブの。そうか、おまえはカモミールの名前をもらったんだね、こんなに地味なのに......。花だけ見たら前に紹介したハキダメギクの兄弟みたいなのに、あちらは掃きだめ、こっちはオシャレハーブ......。神よ......。
 あ、いま調べたらマメカミツレの花は通年で、春以外も咲いてるやつだった。まあ許してください。

 この2~3月初旬の瑞々しい芽吹きの頃の草がとても好きで、写真はどれも2週間くらい前のものです。このあとどんどん成長して茂っていっていて、置き鉢の中にオランダミミナグサが茂ったり、カタバミの花が咲きだしたりすると、春も終わるなあと思うのです。(その前に、鉢の雑草は抜かれてペチュニアとかが植えられているかもしれませんが)
 その頃には、新型コロナ騒動もおさまっていてほしいですね。

 次回は、いま熱い、「ナズナ系」について語りたいと思います。
 誰か、読んでいますかこの連載......。

◆道端の小さななかま(第72回 マメカミツレほか)

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