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樽はすごい(スコッチ森)

こんにちは、スコッチ森です。今日のテーマは樽。

(僕はえんえんとウイスキーの話をしていこうと決めました)

ウイスキーをウイスキーたらしめているのは樽。
樽で数年・数十年と寝かせることで、透明な液体が琥珀色のとろける宝石に変わります。
特にスコッチでは、バーボンやシェリーなどいろんな種類の樽で寝かせることで、華やかな味と香りがつきますが、実はその大きさも肝心。
樽の大きさもいろいろあって、バット・パンチョン・ホグスヘッド・バレルというサイズにわかれていますが、サイズによって熟成が異なるのです。
小さい樽のほうが原酒と樽との接触面積が大きくなるため、樽の影響を受けて熟成が早く進むのだそうな。

じゃあ全部小さい樽に入れておけばいいじゃん! というとそうでもない。そのぶん樽材の香や風合いが強く出てしまって味のバランスが壊れてしまうので、長期熟成させる場合は大きな樽でゆっくり寝かせるほうがよかったりします。

ちなみに僕の好きな「ラフロイグ」には「クォーターカスク」という銘柄がありますが、これは通常の樽で寝かせたあとに、クォーターカスクという小さな樽に移し替えて後熟させたものになります。バットよりデカい樽で後熟させた「マディラフィニッシュ」なんてのもありますね。
かくして樽は大きさも重要なのです。

実際のところ樽ってどのくらい影響があるんだろう? と思ったことがあって、我が家にはマイ樽があります。(サイズ比較用の白州はミニボトルです)

DSC_1811.JPG

1リットルくらいの小さな樽で、材質は一般的なウイスキー樽と同じくホワイトオーク。

安いウイスキーを入れて自分で熟成を楽しんでいますが、これくらい小さいとあっという間にウイスキーが樽の味になってしまいます。ウイスキーを飲んでいるのか樽を飲んでいるのかわからないくらい。
樽、マジですごいです。
これだけ繊細な樽のバランスを見極めながら、最高のウイスキーを生み出してくれているプロたちは本当に素晴らしいのです......。

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