バイリンガルニュースMamiのお悩みシェア

Mami

バイリンガルニュースMamiのお悩みシェア

13

もういい大人なのに、
自分のしたいことがわかりません

●まみさんは今まで経験がないかもしれませんが、私はこの歳になっても自分がしたいことが未だにわかりません。

 現在、イギリスで2年間のワーキングホリデーに来ているのですが、そもそもこちらに来たのも、抽選でワーホリに当たった、との理由で特にこれといった強い目的を持って来たわけではありません。
 今、友人の結婚式を機に一時帰国にするか2年経たないうちに完全帰国にするか決められません。
 ビザの期限まで居れば、今の職場の人が喜ぶし、ヨーロッパ旅行ももっとできる。
 帰国して新しい生活を早く始めれば、早く結婚相手に出会えるかもしれない(結婚したいというのは常々思ってますが、行動が伴っていないので、実際はしたくないのかもしれない)。

 目的を持って、迷いなく突き進む心の持ち方とでも言うのでしょうか、まみさんはそんな方かな、と思いますので、何かアドバイスあればお願いします。

(あすか、32歳、女性)


「目的を持って迷いなく突き進む」というかっこいいイメージを持ってもらえるのはとっても嬉しいですが、全然目的はないです。笑

実は、「自分のやりたいことがわからない」というワーホリ中の人や就活生から同様のお悩みがたくさん届いています。

私はこれまでの人生、予測不能な事態ばかり起きるので、「人生五ヶ年計画」みたいな長期プランを作るのが嫌いです。逆に、枠組みや自分の限界を決めずに自由に生きたいタイプなので、数ヶ月後に自分がなにをしてるかサッパリわからないことに幸福感と満足感を感じます。

「あーこれに飽きたらなにしようかなー」「自分は来年はなにしてるのかなー」みたいなのがほんとに好き。笑 

メディアや企業は「やりがい」「人生の目標」「将来の人生設計」みたいなキーワードが大好きだけど、仕事に生き甲斐を感じる人がいる一方で、お金のためと割り切って仕事にやりがいを求めない人もいる。◯年後にマネージャー、◯年後にシニアマネージャー、と自分の行く末を長期で把握して安心する人もいれば、私みたいな人もいる。

言うまでもなく、企業は自分がコントロールしやすいほうを正義とするけど、本来はどちらが正しいとかじゃなくて、今の自分にはなにが合ってるか、どういう生き方が好きか、という相性と好みの問題ですよね。

あすかさんも、「たまたま当たる」というラッキーで予測不能な出来事があったために遠いイギリスで生活することになったわけで、そこに強い目的があろうがなかろうが、おもしろい経験として自分の人生に影響を与えることには変わりない。

さらに、留まればヨーロッパ旅行、帰国すればデート。これを読む限り、私的にはわくわく要素しかないんだけど......笑

選択しにくい2つの道がある場合は、私はいつも自分が本当はどうしたいかを明確にします。例えばこの場合「残れば職場の人が喜ぶ」とかは一旦忘れて、それぞれを選んだ場合の自分自身にとってのプラス面とマイナス面をあらためて書き出した上で天秤にかけるとか。

「私がやりたいのはこれ! 悩むまでもなく絶対これ!」って、確かに目的があって迷いはないし、オリンピック選手とかダンサーとか起業家とか、そういう意気込みの人を見るとすごく清々しいし応援したくなる。そういう人をお手本にしたくなる気持ちもわかる。

ただもう20代後半になって、私も自分のことはわかってきたので、自分がそういうタイプじゃないことも知っている。でもそれが悪いとは全く思わないし、十人十色、人の数だけある生き方の一種類であると受け入れています。

<編集部より>
Mamiさんへの相談の送り先はこちらです。onayami.share@gmail.com
ハンドルネーム、年齢、性別を書き添えてメールでお送りください。
たくさんのメールをお待ちしております!

この連載が書籍もしくは電子書籍になる場合、お送りいただいた相談を掲載させていただく可能性があります。その場合、出版権はポプラ社に属し、著作物使用の対価は無料とさせていただきます(出版の際の、謝礼や本の贈呈は、大変恐縮ですがございません)。また、お送りいただいた文章は、内容の主旨が変わらない範囲でまとめる場合がございます。あらかじめ、上記の事項をご了解くださいますようお願い申し上げます。
お送りいただいた個人情報は、他の用途には使用いたしません。

Profile

Mami

1986年東京都生まれ。帰国子女ではなく、東京育ちのバイリンガル。2013年5月から、友人のMichaelと2人で英会話Podcast「バイリンガルニュース」を始める。世界中から2人がピックアップしたニュースを、ユニークなバイリンガル会話方式で無料配信しPodcast1位の大人気番組に! いつも阿佐ヶ谷のMichael宅で収録しており、独特のゆるーい雰囲気が魅力(放送中に荷物が届いたり、くしゃみしたり)。
幻冬舎plusでコラム「バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり」を連載中。

Pick Up Book

  • かがみの孤城
  • i
  • 私のスポットライト
  • ビオレタ

お知らせ

Cov_shigotoba_R.jpg佐藤ジュンコさんのコミックエッセイ『仕事場のちょっと奥までよろしいですか?』が刊行になりました。作家・伊坂幸太郎さん、漫画家・いがらしみきおさんから伝統工芸の職人さんまで「作ること」のプロ15名の仕事術をイラストでルポ!

達人たちの仕事場にお邪魔したら、楽しい驚きがいっぱい。まさに大人の社会科見学!ふむふむ、へーと読んでいるうちに、むくむくとやる気が湧いてくるお仕事エッセイです。

aruaru_R.jpg

本サイト連載「お父さんクエスト」が大人気の小山健さんがイラストを担当した『左利きあるある 右利きないない』が2月8日に発売!

「あるある本」のヒットは多いが、ありそうでなかった「左利きあるある」! 左利きの人は「日常のすべてが不便」と言っても過言ではありません。

(本書より)
・缶切は無理、急須も無理
・リコーダーで一番下の小さい穴を押さえづらい
・自動販売機で小銭を入れづらい
・握手するとき左手を出しかけ一瞬挙動不審になる
・定規で線を引くと目盛りが逆
・アルミホイルやラップが切れない
・習字の止め、ハネができない
・スポーツの部活などから勧誘される...ほか多数

小説『i』の刊行と個展『i』の開催を記念して、西加奈子さんによるオリジナル作品(原画)を装丁に用いた特装版を刊行します。限定100部、定価3万円(税別)です。1月21日(土)から29日(日)まで、個展会場であるAI KOWADA GALLERY で先行予約を受け付けます。1月30日(月)からは、AI KOWADA GALLERYのHPからお申し込みいただけます。この貴重な機会をどうぞお見逃しなく!

Pick Up Book

  • かがみの孤城
  • i
  • 私のスポットライト
  • ビオレタ