バイリンガルニュースMamiのお悩みシェア

Mami

バイリンガルニュースMamiのお悩みシェア

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うつ病が振り子のように
良くなったり悪くなったりします

●わたしはうつ病歴丸5年で、結婚して2年専業主婦をしています。
 バイリンガルニュースの中でも時々、Mamiさんのうつの時のことや薬を飲まなくなった今のことをお話しされていますが、よくなっていく過程で、気をつけたことありますか? または振り返るとこれがよかった。など。病気の少しでも回復の糸口にしたいです。
 なんとなくMamiさんは、認知行動療法が自然とできていた、現在もできているのかなと思っています。
 わたしは主人の理解があることがかなりの救いですが、振り子のように良くなったり悪くなったりを繰り返して、何かのきっかけのたび寝込み、這い上がるまでに時間を要します。
 バイリンガルニュースが社会との少ない接点だったりするのでとても楽しみにしてます。
 多分Mamiさんの声や言葉で元気をいただいている精神疾患の方々は私を含めて多くいると思うので、お悩みに応えていただけると嬉しいです。(サンセベリア、32歳、女性)


認知行動療法、役立ちますよね。私も自然に出来たわけではなく(笑)、色々調べました!

うつ病を発症したことは、個人的にはダントツで人生で一番つらかった。薬を飲まなくてよくなり、表面上は安定してきても、認知の歪みやキャパシティの縮小はそう簡単には元に戻らず、今も大きく影響を受けています。

症状がすごく重かったときに一度、死んでもおかしくなかったこともやらかしたし、そう考えるとあの日死なずに今生きているのが奇跡! とポジティブに捉えています(笑)。

振り子状態が続いていたときに、薬を飲みつつ気をつけていたことですが、私はお医者さんではないので、どうぞ参考程度に聞いて下さい。

個人的に助かったのは、病気と共存することを一旦受け入れること。私の理解では、うつ病は病気というよりも脳の損傷なので、「こんなはずじゃない」「病気と闘わなくちゃ」「早く治さないと」と強く思ったところで、早く治るわけでもない。それどころか、それ自体がストレスになったら逆効果です。

なので、とにかくこれ以上、脳にストレスやダメージを与えない。そのために3つ、意識していました。

①無理しない
調子がいい日に、調子に乗らない。「治ってきた!」「これぐらい前は余裕だった」「調子がいい今のうちに!」と予定を入れたり色々頑張っちゃうと、すぐまた振り子が......(笑)。私はこれを何度も繰り返し、反省して、調子がよくても意識してセーブするようになりました。

またどうしてもやらなきゃいけないことがあるときは、そのことについて事前に考えない。「あれをやらなきゃ」と考え始めると「どうしよう、できない!」ってなって悪化しちゃうけど、考えずに急にやり始めると意外とできたりします。でもこれも体調や日によるし、無理は禁物。

②自分を責めない
一日起き上がれない日があっても、「一番やばかった時よりはまだましか」と開き直って自分を励ます(笑)。過去の「普通だったとき」の自分に執着せず、新しいバージョンの自分を「仕方ないなあ、世話がやけるなあ」と受け入れる。

例えば症状の一つとして、前は簡単にできたことが今出来ない、ということがよくあると思うけど、そういうときも「なんでこんなことで!」と自分を怒ったり、いちいちショックを受けすぎない。

③自分でできることを試す
規則正しい生活に、適度な運動、きちんとした食生活を心がける。

セロトニンの働きを高めるために、起きたらすぐ窓を開けて日光を浴び、昼寝はしない。日中、気分がおかしくなって「やばくなってきた」と思ったらガムを噛んだり、バナナをかじったり、咀嚼運動でセロトニンを活性化する。

以上ですが、これらは、私が「できていたこと」ではなく「気をつけていたこと」です。

うつ病MAXで認知の歪みが起きている時に、こんなのを簡単にできる人なんていないと思うので、できなくてもヘコむ必要はないというか、あくまで心がけです。ちょっとでも参考になりますように!


<編集部より>
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Profile

Mami

1986年東京都生まれ。帰国子女ではなく、東京育ちのバイリンガル。2013年5月から、友人のMichaelと2人で英会話Podcast「バイリンガルニュース」を始める。世界中から2人がピックアップしたニュースを、ユニークなバイリンガル会話方式で無料配信しPodcast1位の大人気番組に! いつも阿佐ヶ谷のMichael宅で収録しており、独特のゆるーい雰囲気が魅力(放送中に荷物が届いたり、くしゃみしたり)。
幻冬舎plusでコラム「バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり」を連載中。

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