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外向的なふりに疲れてしまいます

●僕は留学中の大学生です。僕はもともと内向的な人間で、一人でゲームしたり、本を読んでいたりするのが好きです。

 ですが、小学校のころから、勉強ができたりドッチボールが強かったり、足が速かったからか、図らずもクラスの中心にいることが多かったために、外向的なふりが得意になりました。そしてこれまで外向的人間として生きてきたつもりです。

 今でも僕が根暗なことをしている方が好きというイメージを持っている友達はほとんどいないはずです。

 今は交換留学をしていて、外向的なヨーロッパの友達とつるんでいます。もちろん僕は外向的なふりをしています。

 でも最近なんだか疲れてしまって無駄にはしゃぐ自分が嫌になってきました。

 でもその一方で就活が迫っている僕としては外向的であるべきだとも思っています。僕はエンジニアではないのでどうしても外向的な人間が評価されるというイメージがあるんです。

 なんだが自分がどうすればいいか分かりません。

 この葛藤、どうすればいいのでしょうか?(21歳 男性 うそつきピエロ)


私自身は、外向的でも内向的でもあります。

大勢でパーティーしたり知らない人に出会ったりするのも好きだし、家でネコとのんびりして本を読むのも好き。もっと若い時は前者の傾向が強くて、年とともに疲れてきたのか(笑)、内向的な傾向が強まってきた気がする。

最近の科学でも、人間は「外向的 (extrovert)」「内向的 (introvert)」の二つで白黒キッパリ分かれているわけではなく、「両向的 (ambivert)」を真ん中としてグラデーションのようになっている、というのがメジャーな考えだと私は認識しています。

相談者のうそつきピエロさんは「根暗」って言葉を使ってるけど、めっちゃくちゃ明るくても読書好きな人はいるし、人気者でも誘いを断って一人でゲームするのが好きな人もいるし、おとなしく見えるのに実はすっごいチャラい人もいるし、一見暗そうなのに話してみたら飛び抜けたパッションがある人もいる。

人間って「外向的な人は常に外向的」なんてそんな単純なものじゃなくて、色んな要素が絡まり合ってできています。

だからうそつきピエロさんのようにどっちもできるっていうのは、困るどころか逆に便利じゃない? 疲れたらのんびり一人でエネルギー回復する日や時期を作ればいいし、エネルギーがあれば「そろそろ友達と遊んどくか」とか「就職の面接のときぐらいは社交的に振る舞っとくか」とか。

ちなみにごまんとある職種の中で、外向性が日常的に求められない仕事なんて大量にあります。

日本では、大学生の中で「就活」という言葉が意味を超えて異常なパワーを持っているけど(そしてそれは教育制度と企業の採用制度が原因なので大学生のせいではないんだけど)、「就職活動」なんていうのは本来ひとつのステップでしかない。しかも親の世代と違って終身雇用が約束されているわけでもない。そう考えると、自分の性質に影響を及ぼす度合いまで就活に重点を置いてしまうのは、個人的にはつらそうだしもったいないなーと思います。


<編集部より>
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Profile

Mami

1986年東京都生まれ。帰国子女ではなく、東京育ちのバイリンガル。2013年5月から、友人のMichaelと2人で英会話Podcast「バイリンガルニュース」を始める。世界中から2人がピックアップしたニュースを、ユニークなバイリンガル会話方式で無料配信しPodcast1位の大人気番組に! いつも阿佐ヶ谷のMichael宅で収録しており、独特のゆるーい雰囲気が魅力(放送中に荷物が届いたり、くしゃみしたり)。
幻冬舎plusでコラム「バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり」を連載中。

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