『ビオレタ』刊行記念

全国書店員さんからの応援コメント

何という完成度の高さ!! これは驚くべき稀有な才能だ

何という完成度の高さ!! これは驚くべき稀有な才能だ

6月3日の発売開始に先駆けて『ビオレタ』を読まれた全国の書店員さん。
大変多くの反響・応援のコメントが届きました!

◆大垣書店イオンモールKYOTO店 辻香月さん

登場人物それぞれ、なにかしらの悩みや問題があって、抱えているものがある。 みんなが「良い人」でないのに、なぜかとても魅力的な人たちばかり。 『ビオレタ』を読むと、「人間って良いものなのかもしれない」と思える。

◆浅野書店 大宮和子さん

繊細でユーモアもあってそのバランスが絶妙。 心に伝わってくる作品でした。 なんだかしっくりくる感じなので、次回作がもう読みたいです。

◆平安堂あづみ野店 石原智恵さん

菫さんの言葉に何度も「ハッ」とさせられました。 いっき読みはもったいないです。いろいろと感じながらじっくり読んでほしい一冊です。

◆大垣書店高槻店 菅原真由美さん

まわりの言葉で、「自分」という枠を作ってしまっている妙を見ると、可愛くもあり哀しくもある。父や母の言葉で少しずつ見方が変化していく妙の、色々なものが解放されていく様は自分の事のように嬉しかった。

◆日販中部支社 松尾友さん

こじらせアラサー主人公に共感。ふられた婚約者に「女の四年をなめるな」 孤独じゃないのに「誰にも必要とされないのがつらい」・・・。めんどくさい女だな!とおもいつつ、気づけば拳をかたく握りしめ、全力で応援するアラサーの私。 ぐずつく心をかろやかにしてくれるような清涼感のある一冊でした。

◆戸田書店仕入部 鍋倉仁さん

ほんわかとした風景だったり場面の中で、その中にいる妙だったり、すみれさんだったり、ビオレタに来るひとたちの抱えているものの深さ、大きさとが対峙する緊張感がたまらなくヒリヒリする。

◆文教堂書店北野店 若木ひとえさん

たまたま婚約相手にふられただけだよ、と妙に言ってあげたくなった。この小説のすごいところは、そういうことではなく、登場人物の語ることばのひとつひとつ。表情の変化も手に取るように伝わるところだと思う。千歳さんの心の奥に何があるのかはわからないけど、甲板で妙に語るこの場面がとても愛おしい。語る千歳さんを見つめる妙の顔が、波の光を受けてキラキラしていたに違いない。

◆紀伊國屋書店横浜みなとみらい店 安田有希さん

"モギャンみたいなことを叫んで"とか"どんよりと考えていた"とか独特の世界観。 ふわふわその場やその時に流されて生きていくよりも 自分の意志を持って進んでいく人のほうがずっと美しい。

◆三省堂書店営業企画室 内田剛さん

・・・・とにかく巧い・・・最高に面白い・・・率直に、そして緻密に紡がれた上質な物語世界から人生の真理が伝わってきた。何という完成度の高さ‼これは驚くべき稀有な才能だ。表現のセンスと細やかな感情の機微、さらに行間からにじみ出る文学の香りに大いに魅了された。

◆紀伊國屋書店名古屋空港店 山崎蓮代さん

思い出や記憶を葬る「棺桶」にじぶんならなにを入れるのだろうかと考えてた。悩んでばかりの妙だけど、彼女の弱さは誰かの強さでもある。千歳さんの封じたいモノの理由の深さ、菫さんの不器用でへたくそな表現方法が、愛おしい。そんな二人の息子、蓮太郎君のカレーの食らいっぷりは愛以外の何ものでもないと思うのだ。「イスリロン」、勉強になりました(笑)

◆今井書店本の学校今井ブックセンター 森川佳美さん

自分の名前が地味だと思っている妙、自分は必要とされない存在なんだと思っている妙、相手の気持ちを決め付けて、言うのをやめてしまう妙・・・いろんなところに自分がいる、と思いながら読みました。そして、誰かの「庭になる」という表現が、考えたこともなかったけれどすごく優しい愛の表現だと思いました。笑いのテンポもとても心地よかったです。いつも心に置いておきたいそんな素敵な本だと思いました。

◆H書店 Tさん

正直、前半は感じる世界観が他の作家と同じような既読感を感じて、多少引き気味で読み進めたが、どんどんこの妙の丁寧な心理描写に引き込まれて、妙の進化がストンストンと腑に落ちるようにわかっていくところにひきこまれた。後半、千歳さんのお母さんの部分は必要?と思ったが、千歳さんの人間性を物語る上で必要と納得。個々のキャラクターも暖かく素朴だけどまっすぐな心の人の強さも感じられて、ずっと読み続けていたいお話でした。

◆I書店 Yさん

心の奥に隠している、自分のいやな部分だったり、いじけたじぶんだったり、そんなところを暖かく包み込んで、「いいんだよ」って教えてくれるような小説でした。 子どもになって頭を"よしよし"してもらった気がする。 文章もとてもテンポ良く、どんどん読みたくなってとまらない感じでした。 もっとたくさんの人に読んで欲しくなる作品です。

◆K書店 Aさん

この作品を読んだ今、多くの人に届けたいと思う反面、棺桶に入れてそっとしまっておきたいと思う気持ちもあります。董さんは一見、冷たく見えて実は誰よりも人の心の痛みがわかる人なのだと思います。

◆K書店 Oさん

店主の董さんが素敵でした。ビオレタに行って是非、棺桶を買いたいです。自分の思い出との一つの区切りに活用したいです。息子の蓮太郎の相手をきちんと見て向き合う姿勢を見習わなければ、と思いました。

◆M書店 Kさん

導入部からつかまれてあとは流れるように読めて ああこういう人たち好きだなぁと思ってからは読み終わるのが勿体ない気持ちに。もう少し一緒にいたいな、と。完璧な人はいない でも友達になりたい そんな人達に触れて読後はしあわせな気持ち。主人公の職場の体験はとてもリアルでこういうところをきちんと書ける作者に好感が持てました。NHKでていねいにドラマにしてほしい・・・!!

などなど、全国書店員さんからのメッセージが熱く伝わってきます!!

⇒『ビオレタ』特設サイトにもどる http://www.poplar.co.jp/violeta/

『ビオレタ』
寺地はるな
カバー作品制作:松下裕子(Nomena Inc.)
定価:本体1500円(税別)

ビオレタ表紙(立体)

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評者:全国書店員さん

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