
ポプラ新書『コーヒーでめぐる世界史』の特別編。「コーヒーでめぐるオスマン帝国の歴史」(第2章)に登場したトルコ・イスタンブールのカフェを増田ユリヤの取材写真でめぐっていきます。
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古来からヨーロッパとアジアの架け橋であり続けたトルコ・イスタンブール。今はおよそ約1,570万人ほどの人が暮らしています(2024年)。イスタンブールはボスポラス海峡を挟み、アジア大陸とヨーロッパ大陸をまたがるような場所に位置しています。二つの大陸にまたがる都市は世界で一つだけなんですね。
歴史上、イスタンブールは様々な人・文化・商品が多く行き交う場所になりました。 『コーヒーでめぐる世界史』でも紹介しましたが、イスタンブールに暮らす人々は今でも多種多様。そんなトルコの人たちのなかで楽しまれているのが「コーヒー占い」です。
トルココーヒーは、細かく挽いたコーヒー豆を煮出してカップに注ぎ、豆が底に沈んでから上澄みを飲むので、カップの底にはコーヒー豆のカスが残ります。トルコの人たちは、この豆を使って、運勢を占うそうなんです。
私も実際に、トルコにある「コーヒー占いの館」で占ってもらいました。

訪れたのはイスタンブールにある占いカフェ。よく当たるそうで、若者にも人気のお店だとか。
コーヒー占いの手順は、以下の通りです。
①飲み終わったカップをソーサーにひっくり返しておく。カップの底の部分が冷めるまでそのままにしておく(だいたい3分間前後)。
②底が冷めたら、カップをひっくり返して元の状態に戻し、中に残ったカスの状態(模様)をみて占う。この占い方は人それぞれで、おばあちゃんの代から伝授されたものもあれば、独自に考えて占う場合もあるとか。
③占いの結果が良きにつけ悪しきにつけ、占ったあとはすぐにカップを洗う。いいことがすぐに起こるように、悪いことはすぐに流し去ってしまうように。

占いは専門店だけではなく、一般の家庭でもよく行われているとのことで、私が取材に伺った別のご自宅でも、コーヒー占いをしていただきました。
最近では、コーヒーカップを写真に撮るだけで占えるアプリもあるそうですよ。
さて、肝心の占いの結果はどうだったかというと…。続きはぜひ、『コーヒーでめぐる世界史』をご覧ください。

歴史を動かしたのは、人か、コーヒーか。
・元々はイスラム世界の秘薬だったコーヒー
・ヨーロッパにコーヒーをもたらしたウィーン包囲
・フランス革命はカフェから始まった
・コーヒーが奪い合いになった二つの世界大戦…など。
身近なコーヒーをきっかけに、世界史と出会いなおす。入門書にも、学びなおしにもピッタリな一冊。
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