- 自然
『すきだらけのビストロ』POPコンテスト開催!(参加書店様大募集!)
冬森灯さん最新刊『すきだらけのビストロ』にPOPをつけてくださる書店様を大募集!POPコンテストを開催いたします! 『すきだらけのビストロ』の発売を記念して、POPコンテストを開催させていただくことにいたしました! 本…
冬森灯さん最新刊『すきだらけのビストロ』にPOPをつけてくださる書店様を大募集!POPコンテストを開催いたします! 『すきだらけのビストロ』の発売を記念して、POPコンテストを開催させていただくことにいたしました! 本…
第1話 小麦と発酵バターのクロワッサン 1 パンが焼ける匂いは、どうしてあんなに幸せな気持ちになるんだろう。 オーブンの熱気にとけて甘い香りがほんわりと漂う。焦げ目がつきはじめた生地から香ばしい匂いがして、じゅわ…
一章 浄化の水 「なんだその辛気くさい顔は」 叶かな恵えがコーヒーを置いて笑みを浮かべたら、客に蛇だ蝎かつを見る目をされた。 天井から重厚なシャンデリアがつり下がり、コーヒーの匂いに彩られるカフェー。 ここは客と女給が…
マッサージが好きだ。なんなら愛している。 「わたし、最期はヘッドスパされながら死にたいんです」と頭部をほぐしてもらいながら伝えたこともあるくらいには重い。 指圧も好きだし、オイルも好きだし、基本見境はない。 整体…
暗く狭い場所で 声も発せられず身動きも取れず 恨みばかり募らせる中 一筋の光を見せてくれたのは 君の歌声だった 第一章 復活の虹龍 ──歌うことが生き甲斐だった。 透明な水のせせらぎと共に歌声を響かせられるだけで、…
プロローグ ようこそ、天空遊園地まほろばへ。 こんな真夜中にお越しいただき、誠にありがとうございます。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは死者に会える遊園地──。 もう二度と会えない、あなたの大切な方と…
ユニバーサルシティ駅を出て一歩踏み出す瞬間、杏子きょうこはかならず、あえて顔を伏せる。脈がはやくなるのを深呼吸で抑える。一、二、三、と数えて、それからぱっと顔を上げる。大好きな風景だから、改札から吐き出される大量の人び…
商品やサービスから個人まで。魅力、強さ、価値がなかなか伝わらない時代です。差別化は考えられているのに、いったいなぜ?? その大きな理由は「付加価値をうまく作れていないから」。役立つのは「差別化」ではなく、「付加価値化」な…
後ろめたいことがないなら堂々としていられるはずだ、なんて台詞で無責任に人を試す相手は信用できない。ましてやそれを真に受けて、自分に悪いところがあったのではないかと思い悩むほど無駄なことはない。そういう言葉を平気で使う連…
昨年11月、15周年を記念して刊行された『恋文の技術 新版』。同月9日、物語の舞台である石川県の石川県立図書館さんにて森見登美彦さんのトークイベントが行われました。その一部をお届けします! トークイベント聞き手:上田敬太…