2026.01.19 エンタメ シロネコマサト(著/大山淳子) うとうとしている。 朝からずっと……とろとろと……まどろんでいる。 好きな場所で……好きな人を感じながら……好きな人の息遣いや……ページをめくる音を聞きながら……。 ここは東京のはずれにある小さなお店。わたしは入ってす...
2026.01.20 エンタメ 猫をかぶれば(著/竹岡葉月) 自分は正しくて、何も間違ってないって顔してるね。 でも鬱うっ陶とうしいんだよ。正論女。 *** 春だ。 高たか須す亜あ梨りが雑居ビル五階の窓から地上を見下ろすと、そこかしこで桜が爆発せんばかりに咲いていることに気...
2026.01.21 エンタメ 爪切りのニャンニャンパーク(著/浜口倫太郎) 寝ていると、お腹なかに重みを感じた。このフニャッとした感触で、何が乗っているのか、今が何時なのかがわかる。 ゆっくりとまぶたを開けると、「ニャア」 という甘えた声がした。 飼い猫のミルクだ。毎朝お腹が減ると彩あや花かの...
2026.01.22 エンタメ 散歩する猫(著/若竹七海) 「悪いなアキ。やっといてくれた? 今度さあ、お礼に……あ。なんだこれ」「死体だよ、リト」 * 名前は榛はい原ばら理り斗と。十四歳。中学二年生。です。 あのさ、オレ死体を見るのは初めてだった。 本物のっていう意味だよ...