2025.08.06 書評 シリーズ化希望! 多彩な魅力を持つ、新鮮な捕物帳【評者:細谷正充】 浪華なにわか江戸か。築山桂の時代小説を手にして、まず気にするのがこのことである。というのも一九九八年の第一著書『浪華の翔風かぜ』を刊行してからしばらくの間は、NHK土曜時代劇「浪花の華 ~緒方洪庵おがたこうあん事件帳~...
2025.08.07 書評 宝石にまつわる謎を追う! 恋とミステリーにときめく【評者:青木逸美】 人はなぜ、宝石に魅せられるのだろう。きらめく輝きに目を奪われるのか、その希少性を尊いと感じるのか。それとも、宝石に込められた物語に心惹かれるのか――。本書の主人公お七しちの物語は緑色の孔雀石くじゃくいしから始まる。 本...