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第11回

ダイナーⅡ(第11回)

「ザディコ。箱船へようこそ」
「わたしはオオバカナコ。はこぶね?」
「それについてはボンベロから聴くと良い」
 男が手を離し、パピとダフに近寄るとマルキリが手を出してきた。
「アンセム」
「え? あなたマルキリでしょ」
「偽名に決まってるじゃん。どこの馬の骨ともわからない奴なんか、まともに相手してらんないでしょ。莫迦じゃないんだから」
 手はわたしから先に離した。
 マルキリ、もといアンセムは鼻を鳴らした。
「あれは、まるっきりの嘘ってことよ、おばさん」
「ザディコ~」ダフが男の腰のあたりにしがみつく。
「よしよし。よく無事に戻ったな、ダフ。ボンベロ、物(ぶつ)は?」
「そこにあるだけだ」
 ザックの中身をあらためた男が呟く。
「全体量が少ない。モルヒネもアスピリンもこれだけか……」
「文句云うな。処方箋があるわけじゃなし、ましてや猟犬が嗅ぎまわってるなか、ひとりで山んなか運ぶにゃ、それだけでも精一杯なんだぜ。文句があるなら次はそこの姉ちゃんを手伝いにつけてくれよ」
 ザディコは返事をせず、アンセムに合図をする。彼女がリュックを背負った。
「おい。もう行くのか? まだ夜明けまでは時間があるぜ」
「時間はない……パピ」
「ん?」
 ザディコの手が一閃し、パピの頬が大きく鳴った。
 ダフが息を呑む音が聞こえた。
「なにすんだ……いきなり」九十九が云う。
 ザディコを睨むパピの目から抗議の光がスーッと消えるのがわかった。
「ホセを追ってグランジが箱船から消えた」
「え?」
 ザディコの言葉にパピが蒼白になった。
「ホセは、お前を追った」
「いつだ?」九十九が口を挟んだ。
「四十時間ほど前だ。おまえらが出会わなかったとすれば最悪の状況も考えねばならん」
 立ち尽くすパピの躯が細かく震えていた。
「ホセ……ばかやろう……」
「あんたのせいだからね、パピ」腕組みをしたアンセムがパピをしげしげと眺めた。「兄貴面してダフを助けに行くなんて、とっぽいことするからみんなに迷惑がかかったのよ」
「待てよ。手間どったのは俺がカナコを連れてこさせたからだし、あんたらはダフを助けるとも云わなかったじゃないか」
「それについての答えは用意してあると云ったはずだ」
「納得できねえからパピは行ったんだぜ」
「あたしのせいらね……」ダフが今にも泣きだしそうな顔になった。
「違う。俺だ」パピが地面を睨んで呻いた。
「その通りだ。おまえの抜け駆けで我々全員が危険に晒された」
 パピは小屋の戸口に立ち、闇とその先に広がる森を睨みつけた。
 わたしと目の合った九十九が肩をすくめ、火のなかで燠(おき)が爆ぜた。
 腕時計に目をやったザディコが云った。
「ボンベロ、我々は子どもと共に基地に戻る。貴様と……」
「ちょっと待って」わたしは云った。「この人はボンベロじゃないの」
「なんだと」ザディコの眉間に皺が寄る。
 九十九が口を開く。
「実はそうなんだ。ボンベロっつうのは俺が捜してる兄弟分の名前でな。その……あんたらの助けになる助っ人ってのがそいつさ」
「なぜ、貴様は他人の名前を使う」
「まあ一種の験(げん)かつぎみたいなもんでね、何しろその男は強い上に、運も……」
「違うわ。わたしをおびきよせる罠よ」
「人聞きの悪いこと云うなよ」
「とにかくこの人の名はツクモキューというの」
「まあ、はい。つくもきゅーです。改めまして、よろしくお願いします」
 九十九が頭を下げるとザディコは唾を吐いた。
「くだらん。貴様らの話は一から十まで耳が汚れる。契約通り仕事をこなせ。貴様の名が虫だろうとゴミだろうと、いっこうにかまわん」
「まあ、厳しい云い方だことぉ」
「では、ツクモキューとやら。貴様とその女でグランジらを迎えに行け。今朝、ホセと共に戻るという連絡があった。グランジは貴様が用意できなかった薬品を持っている」
「なんだよ。昨日、戻ったばかりだぜ。出ずっぱりじゃねえかよ」
「時間がないの」マルキリが口を挟む。「今朝、また新しい犬が出たと連絡があったの」
「ちぇっ、またかよ。この世は金の亡者ばかりだな」
「今までとは違う種(たぐい)だ」ザディコが呟く。
「どう違うんだよ」
「徹底的に組織だって訓練されている。別班が全滅した。今後、追っ手の動勢を探ることは不可能だ」
「最後の通信だったの。たったの三人とはいえ、山の強者(もさ)がそれぞれの地点で潰された。ダフをさらったギャング崩れとはレベルが違うわ」
「グランジがついてりゃ大丈夫だろう。あんたの自慢の部下だ。子どもひとりぐらい抱えて戻るだろう」
「ホセは足が速いし、また逃げ出すと山の中じゃ大人は不利でしょ」
「新手の犬の動向が気になる。早々に回収して移動を再開したい。敵は強い」
 九十九が口をへの字に曲げた。
「冗談じゃねえぜ。これ以上、勝ち分が悪くなったら目も当てられねえ」
「無論、我々は闘い、勝つ、敗北しない」
「あたし達はパピとダフを連れて本隊に戻らなきゃならない。あんたたちはグランジと合流して彼らを連れ戻してほしいの」
 九十九がわたしを見てから云った。
「この人も連れて行ってくれよ。連中の案内と荷物運びぐらい、おれひとりで十分だ」
 靴に手を伸ばした九十九が逆さに振って砂を落とす。
「おまえの言葉が本当なら、その女も行って戻る程度のことはできるはずだ」
「なんだよ。また疑ってるのかよ。この人はなぁ」
「おまえが語ったのはボンベロという男のことだ。この女が使える根拠を提示したわけではない」
 ザディコはわたしを振り返った。
「この程度のオツカイもできなければ話にならん……」
「行く」声がした──パピだった。「ホセが出たのはボクの責任だ」
 アンセムが呆れたような声を上げた。「あんたねえ、そもそもの原因を作ったのはあんたなんだよ。またおんなじことして、どうすんのよ」
「わかってる。わかってるけどさ……なあザディコ、頼むよ」
 ザディコは何も云わず、パピの顔を見つめている。
「ホセは弟みたいなもんなんだ」パピは膝を突いた。「この通り」
「おい……」九十九が手をかざしかける。
「お願いだよ」パピは祈るように手を合わせた。
 するとダフも立ち上がり、パピに並んで座ると手を合わせた。
「おねがいいたらします」
「……参ったな」九十九が頭を掻いた。「俺は連れてってやってもかまわねえぜ、ザの字」
「立て」ザディコが呟いた。
 パピがのろのろと立ち上がる。
「おまえは私の指示を無視してダフを連れ戻したが、代わりにホセとグランジを離脱させ、危険に晒している。その意味は理解しているのか?」
「……うん。もう勝手なことはしないよ。だから……」
 わたしにチラリと目をやると、咳でもしたかのようにザディコの躯が震え、パピの喉仏に曲がった幅広のナイフが突きつけられていた──いつ抜いたのかまったく見えなかった。
「今回だけだ。これ以上、命令を無視するなら……」
 パピは唾を呑みこんでから頷いた。
 ザディコはナイフを引くと腰の鞘に戻した。
「行くわ」自分より先に口が動いていた。「その子が行くなら、わたしも行く」
 わたしを見るザディコの目が、微かに笑っているように思えた。 
「よし。なら行け」

                    *

「あれは女なんだ」
 九十九の言葉に〈え?〉と思わず声が出た。
 ザディコたちと別れたわたしとパピは、九十九の案内で夜が明けるまで川沿いを下流に歩き、そこから森に入った。時折、九十九はヒールほど大きい、頑丈そうな携帯電話のモニターを確認しつつ、行き先を決めていた。
 パピは自分から口を利こうとはしなかった。何かを尋ねられた時だけ〈うん〉とか〈ううん〉と返すだけで、それ以外はずっと思いつめた表情をしていた。
 ザディコの話が出たのは、〈休憩〉と云って足を止めてすぐのことだった。
「見た目も体力も男そのものなんだが、それはあいつが長い時間をかけて習得したもんなんだ。それだけじゃない。箱船ってのはガキと俺を除けば全員が女の集団なんだ。しかも全員、戦闘力が恐ろしく高い。あんたが殴ったアンセムもそうだ」
 ふかふかした枯葉の層に何度も足を取られながら斜面を登っていたわたしは、靴を脱ぐと裸足になって足首を回した。回しながら、思い出した。
 あの時、ザディコとの去り際、アンセムはわたしの肩をポンと叩いて『油断しちゃだめよ、おばさん』と云ったのだ。そのこと自体は大したことではなかったけれど、ふとこちらを見るパピに目がいった。ザディコに張られた頬が少し腫れていた。
 わたしはアンセム──マルキリに向き合うと、その頬を張った。
 パンッという音でザディコが一瞬、足を止めるのがわかった。
 全員がわたしを見つめていた。
『どういうこと』アンセムが横を向いたまま呟いた。
『あれがわたしを試すためのテストだろうと何だろうと関係ない。わたしはあの時、全力であなたを助けていたの。それを弄んだことは許されないわ』
 アンセムは頬のあたりを指先で触れ、微笑んだ。
『これで気は済んだのかい。おばさん』
 わたしは答えなかった。
「行くぞ」
 ザディコの声に彼らは小屋を出て行った。
 パピがわたしを見つめ、ダフが手を握っていた──。

「だから正直なところ、あんたが奴の頬を張ったときにはドキッとしたぜ。見ただろ、ザディコの獲物を」
「あの先の曲がったナイフ?」
「そうだ。あれはククリナイフ、別名グルカナイフと云って、使いこなすにはかなりの修練が要るんだ。なにしろ本体は、くの字で重心は前にある。当たり前に狙ったところで刃先は当然、下がっちまう。しかも鞘(さや)から出すにも下手すりゃ指を落としかねない代物さ。ところがいったん身につくと、切るだけじゃなく山刀並みに薙ぐ、払う、叩くは自在。薪割りにも使えるし、ブーメランのように投げることもできる。山んなかじゃ最強のナイフのひとつだな」
「あの人たちは一体、何者なの?」
 九十九は首を振った。「素性に関してはさっぱりだ。奴らは話さないし、話したとしても本当とは限らない。無駄さ。わかることはただひとつ」
「それはなに?」
「全員、戦闘経験がある。ザディコに対する態度からすると、奴らは戦場でチームだったのかもしれん」
「戦場……想像もつかない」
「だろうな……」九十九は時折、葉っぱをむしっては口に入れていた。今はペッと吐き出し、しかめっ面になった。「ぐへっ……」
「そんなものかじるのよしなさいよ。それと携帯なの? それ」
「いんだよ、腹減りを誤魔化してんだから。これは衛星携帯だ。充電の心配がなくて野っ原で活動するには一番だ。よし行くぞ。カナコ、口を開けろ」
「なによ」
 ザックから九十九が塩の小瓶を取り出していた。
「振りかけてやる」
「厭よ」
「莫迦。おまえはぜんぜん、足が上がってねえ。干からびた腱が脱水を起こしかけてるんだ」
「水ならさっき沢で呑んだわよ」
「水だけじゃ駄目なんだよ。水には塩、塩には水なんだよ」
「貸しなさいよ。自分でやるから」
 わたしは九十九の手から小瓶を取り上げると舌の上に振りかけた。キリッと音のするような刺激と味が広がった。
「水を飲め、それからこれだ」九十九は水筒を差し出し、キャラメルを渡してきた。
 云われた通りにすると、躯がシャンとした。
 パピも同じようにしたが〈旨い〉とも〈ホッとする〉とも云わなかった。
「さあ、行くぞ」
 パピを見終え、九十九は寄りかかっていた樹から身を離した。
 また沢を渡り、次に斜面を上ると稜線に出た。鳥の声が近い。
 九十九は先を進み、その後をわたし、パピと続いた──パピは相変わらず暗い顔をしている。
「で、あんたはどうしてあの人達と一緒なのよ」
 稜線から下りになり、足に少し余裕が出てきたので、わたしはまた訊いてみた。
「決まってるだろ。狙いは奴よ」
「意味わかんない。あんたってほんっとにわかんないわ。あたしを釣ったのもそのためだって云ったじゃない。どう関係があるっていうのよ」
「オツな男ってのは、ありとあらゆる手を使うのさ。まあ、あんたは接着剤だ」
「何の話?」
「つまりな、あいつはおとなしく俺の思惑通りになる男じゃない。現に大事なお犬様を置き去りにして、ひとりで蒸(ふ)けた。俺も駄目、菊千代も駄目となったら、奴を引き留める可能性は、あんたしかない」
「そんなことわからないじゃない。勝手なこと云わないでよ」
「うんにゃ、俺にはわかる。なにしろあんたは奴を生き返らせちまったんだからな。あの世にいた奴がいったん、この世に道がついちまったら、おいそれと荷を下ろすことはできねえんだ。ま、あんたが死ん(ゴネ)てりゃ、話は別だが」
「それ日本語? ぜんぜん、わかんないわよ。わたしが聞きたいのは、なんでわたしとあんたがこの山奥で歩いてなくちゃなんないのかってこと」
 九十九は乾いた声で笑った。
「あんたはいつまで経っても娑婆っ気が抜けねえんだな。まあそれがオオバカナコさんの良いとこでもあるんだが……」
「なによ、文句云わないでよ」
「無礼図を殺ったボンベロは今や賞金首だ。腕っこきの奴らが名刺代わりに奴の首を狩りにかかってるんだ。そんな野郎が町場でのうのうとしてられるわけがねえ。何くれで生き延びようとすりゃ、素性を隠してヤバッ気のあるところに潜り込むしかねえのさ」
「どういうことよ」
「木を隠すにゃ森、禿を隠すにゃ寺ってことよ」
 わたしには九十九の云わんとしていることがまったく掴めなかった。が、九十九はおかまいなしに続けた。
「半年ほど前、ちょいとマブイ話(ネタ)があったのさ。知り合いにヨコスカの米軍属がいるんだが、そいつが云うにゃ、変わった事件が起きた。もちろん、表には出ちゃいないがね」
「なによそれ」
「酒保……まあ基地の売店みたいなもんだが、そこで喧嘩があった。ひとりの男を米兵が寄ってたかって袋叩きにしたのさ。ところがMPが到着した時には当の男は姿を消していて、現場には気絶した米兵がひと山転がってた……」
「それが何なの」
「ノックアウトされたのは全員米軍の精鋭部隊だったのさ。血反吐を吐くような戦闘訓練も鼻歌でこなした挙げ句、トライアスロンをおかわりするような化け物どもだ。そいつらをひとりで倒すなんてのは並みの人間じゃ無理だ」
「それがボンベロだって云うの」
「さあね、if(もしも)……ってとこだ。こっちもオツムはお花畑じゃないんでね。鵜呑みにゴックンってわけじゃねえが、お尋ね者が逃げこむ場所が米軍基地(ヤンキー・ベース)ってのは、おあつらえ向きだとは思わねえか?」
「かしら」
「じゃあ、こいつはどうだ? 喧嘩のそもそもの原因は、その場にいたインテリ青びょうたんの大佐にあるんだが。そいつは喧嘩が始まった途端、自室にトンズラしやがった。翌朝、髭を剃りに鏡の前に立つと、そいつは真っ青になった」
「なんで」
「赤のマジックで首にぐるりとキリトリ線が描かれてたのよ。その直後、東洋人のコックがひとり料理場から姿を消した。どうだ? 奴の匂いがプンプンしねえか?」
「……あまり」
「かぁ、厭だねえ。不感症のマグロちゃんは」
「なによそれ」
「もしそれがボンベロだとすると、奴には選択肢が無くなっちまったことになる。何しろ唯一の隠れ家(セイフ・ハウス)を失っちまったんだからな。次は高飛びか? だが、それじゃあ、あんたとの縁が切れちまう。しかも高飛びには銭も要る。奴は必ずひと稼ぎし、その後あんたに接触すると俺は踏んだのよ。だからこうして奴が絡んできそうなヤバ筋の仕事に首ぃ突っ込んじゃ網を張ることにしたのさ」
「そんなこと、命がいくつあっても足りないじゃない」
「確かにな。だが死んだら死んだまでのこと。俺がおじゃんになったからって陽が昇らないわけじゃなし。偉大な男ってのは、灰になった先のことなど気にしないものなのさ」
「やっぱり変。あんた頭おかしいわよ。下界に戻ったら医者に診てもらいなさいな」
「そうだな。ご忠告に従って無事に何もかも済んだら温泉にでも入って玉ぁ浮かすよ」
 すると〈あ〉と、パピが悲鳴のような声を上げた、顔が青ざめ、右足を上げている。
「どうしたの?」
「踏んじゃった」
 見ると茶色い泥のようなものに、くっきりと足形が着いている。
「ボーッとしてるからだ。うんこなんか気にするな」
「うんこじゃない」パピは潰れたものに顔を近づけた。「……? 麭(ぱん)だ。きっと誰かが落として行ったんだ」
「だったら良かったじゃないか。パンならうんこよりマシだ」
「良くない……麭を踏むのは……ずっと良くない」
 パピの様子を見て、九十九が首を振った。
「しょうがねえなあ。ちと早いが飯にするか」
 九十九は小さな広場を見つけると、そこでパンとジャーキー、マヨネーズを取り出し、ガチガチのサンドイッチを作った。
「よく噛んで喰えよ。腹が痛くなるぞ」


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


『ダイナーⅡ』をより楽しむために、未読の方はぜひ『ダイナー』から!
〈主演〉藤原竜也×〈監督〉蜷川実花のタッグが話題の映画『Diner ダイナー』(2019年7月5日公開)の原作本はこちらです↓


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Profile

平山夢明

1961年、神奈川県川崎市生まれ。1994年にノンフィクション『異常快楽殺人』を発表、注目を集め、1996年に『SINKER──沈むもの』で小説家としてもデビュー。2006年には短篇「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞を受賞。2007年、同タイトルを冠した短編集が「このミステリーがすごい!」第1位に選ばれた。2010年『ダイナー』で第28回日本冒険小説協会大賞と第13回大藪春彦賞をダブル受賞。2017年より「週刊ヤングジャンプ」にてコミック化され、大人気連載中。

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