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【変な奴やめたい。7】3人の秘密の遊び
小学生の私は、よく変な遊びを考案していた。 例えば「ヒロシ色鬼」。ルール自体は〝鬼につかまる前に指定された色に触る〟という色鬼のルールそのものなのだが、私はそこに当時はやっていた「ヒロシ」という芸人の要素を取り入れようと…
小学生の私は、よく変な遊びを考案していた。 例えば「ヒロシ色鬼」。ルール自体は〝鬼につかまる前に指定された色に触る〟という色鬼のルールそのものなのだが、私はそこに当時はやっていた「ヒロシ」という芸人の要素を取り入れようと…
ちいさい頃の私は、なぜか「気絶」に憧れていた。物心ついたときから、スーパー戦隊や仮面ライダーに夢中で、お菓子かなにかに付いている忍風戦隊ハリケンジャーのおまけシールを家のあちこちに貼って怒られたり、週末は従兄弟と一緒に…
同じバイト先だった友人2人と居酒屋で飲んでいたときのこと。ひとりが突然、私がテーブルに置いていた電子タバコの箱をひったくり「なにこれ! なにこの開け方! 美しくないんですけど!」と絶叫した。たしかに美しくはない。だが、…
小学校に入るまで暮らしていた横浜市本牧の家から歩いて20分ほどのところに、そこそこ大きな公園があった。当時の私の足ではもっと時間がかかっていたのかもしれないが、いつも車でマイカルに買い物に来たついでに遊びにいっていたか…
かけっこの途中、靴が脱げて転んだ。幼稚園の運動会でのことだった。いつも履いている運動靴だったなら、きっとこんなことにはならなかっただろう。私の幼稚園ではなぜか、運動会では上履きを履いて参加することが決められていた。室内…
幼稚園の卒園アルバムを開いてみたら、将来の夢の欄に「じてんしゃやさん」と書いてあった。他の幼稚園をよく知っているわけではないが、私が通っていた幼稚園はやたらイベントが多かったように記憶している。お遊戯会、流しそうめん、…