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天空遊園地まほろば 時を結ぶ花々
プロローグ ようこそ、天空遊園地まほろばへ。 こんな真夜中にお越しいただき、誠にありがとうございます。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは死者に会える遊園地──。 もう二度と会えないあなたの大切な方と…
プロローグ ようこそ、天空遊園地まほろばへ。 こんな真夜中にお越しいただき、誠にありがとうございます。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは死者に会える遊園地──。 もう二度と会えないあなたの大切な方と…
7月24日に発売となった浜口倫太郎さんの小説『天空遊園地まほろば』。関西の古都と呼ばれる街の、遠い昔に廃園したはずの遊園地を舞台に、もう二度と会えない大切な人との「再会」を通して、残された人々が一歩を踏み出していく温かな…
プロローグ ようこそ、天空遊園地まほろばへ。 こんな真夜中にお越しいただき、誠にありがとうございます。 わたくし当園の案内人、シチカと申します。 ここは死者に会える遊園地──。 もう二度と会えない、あなたの大切な方と…
翻訳された日本の現代文学の一部が、海外で「ヒーリング・フィクション」として受容されベストセラーになっていると聞く。川口俊和の『コーヒーが冷めないうちに』、青山美智子の『お探し物は図書室まで』、夏川草介の『本を守ろうとす…
新月のはじまり キッチンからペタペタと肉を成形する音が響いていた。母親が、夕食の準備を始めていた。 流し台の脇には、スタンドにセットされたスマートフォンが置かれ、その画面にはエプロン姿の男性が映っている。「ポイントは…
4月15日(火)。 フランス最後のお仕事は、パリから少し足を延ばして、ストラスブールへ! 書店さんでのトークイベントとサイン会です。 移動手段は、TGVという、新幹線のような乗り物。 スマートでカッコいい! のどかな風景…
もう一度会いたい人、と問われたら。 そりゃもう何人もいる。学生時代、夜を徹して語り合っても話題が尽きず、ひたすら笑い合った友人たちが今どうしているのかも知りたいし、遠く離れた故郷の家族や親戚にもしょっちゅう会いたくなる…
開園前の遊園地が、こんなにキラキラして見えるなんて初めて知った。 まだ客のいないそこは、想像していたよりずっと広大に感じる。朝日を浴びたアトラクションが、むずむずと喜びをこらえながら始まりの時を待っているみたい…
よこ-がお 【横顔】 〘名〙 ① 横から見た顔。横向きの顔。 ② (━する)意識的に、横に顔をそむけること。また、その顔。 ③ ある人物の日常的な、あるいは、あまり人に知られていないような一面。〔新語新知識(1934)〕…
月曜日 萩原紗英 朝は白い。いつもそうだ。空だけでなく、目にうつるすべてのものが淡い。すれ違う人の顔も、遠くに見える建物も、すべての輪郭がぼやける。でもそれは、ただ目が完全に覚めきっていないせいかもしれない。電車の吊…