- エッセイ
第8回 5日目 そこはストラスブール
4月15日(火)。 フランス最後のお仕事は、パリから少し足を延ばして、ストラスブールへ! 書店さんでのトークイベントとサイン会です。 移動手段は、TGVという、新幹線のような乗り物。 スマートでカッコいい! のどかな風景…
4月15日(火)。 フランス最後のお仕事は、パリから少し足を延ばして、ストラスブールへ! 書店さんでのトークイベントとサイン会です。 移動手段は、TGVという、新幹線のような乗り物。 スマートでカッコいい! のどかな風景…
なにか新しいことをはじめたいなと思うことがあっても、つい後回しに。気負わず、ちょっとしたことからやってみようか?例えばスタバの新しいカスタマイズだったり。タクシーアプリを使ってみたり。その先になにがあるかはわからないけれ…
プロローグ 定年を迎えた伯お母ばの有ゆ美み子こさんが、一緒に暮らす家を出ていったのは三年前のことだ。 知り合いがオーナーをしているマンションの食堂で料理人をすることになった、とは言っていたけれど、住み込みだと知ってび…
わ、水生みずきさんの良さ全部盛りじゃないですか! 本書を読んで真っ先に思ったことだ。「メゾン美甘みかも」という賃貸住宅(元々は建設会社の社員寮だった)を舞台に、そこで暮らす住人たちのドラマが描かれているのだが、ミステリ…
4月14日(月)。 この日は夕方まで完全オフ!でした! せっかくパリにいるのだから観光予定を入れようと思えば入れられたのですが、普段ほとんど部屋に籠って座業をしている私にはちょっとハードな日々。まだ仕事のスケジュールは残…
一章 汝なんじの隣人を愛せよ 告白しよう、石いし狩かり七なな穂ほは台風が苦手だ。 まず空がどんより暗くなって、雨が沢山降る。そして風も非常に強い。昨今多いゲリラ豪雨は、文字通りゲリラに襲われたとでも思って諦あきらめも…
血の繋がりのない従兄・結羽木隆司の食事&見守り係である「休職当番」を務めたことをきっかけに、得意の家事能力を活かして家事代行サービス「KAJINANA」を立ち上げた石狩七穂。彼女の奮闘を描く「石狩七穂のつくりおき」(ポ…
起きたらまずタバコを吸います。そのあと朝飯を食います。私は起きる時間が遅いので、すでに朝じゃないときも多いんですが、もっとも確率が高い朝飯は卵かけご飯です。私の卵かけご飯の食べ方をご紹介します。 茶碗に8割くらいの米…
旅も終盤。 エッセイも終盤である。 スペインからロンドンへと舞い戻った私はピアニストの渡辺翔太さん、しほさん夫妻の旅行にジョインすることになっていた。 そもそも翔太さんとわたしが出会ったのは、旅立つ数ヶ月前。 2…
4月13日(日)。さて、フランス滞在も中盤に突入しまして、メインのグラン・パレ2日目でございます。 前日の熱中症もどきを反省し、私にしては比較的薄着で出動。 紺のワンピースと薄手の白ニットは現地出版社さんとの会食のために…
松まつ嶋しま佐さ奈なはコンビニから戻ると、社内の休憩スペースで弁当を食べている築つき山やま雅まさ美みの前に座った。雅美は同じ総務課の先輩だ。佐奈が買ってきた昼食を見て、箸を止める。「松嶋ちゃん、またデザート買ってる。ダ…
フランスに着いた初日から相当ディープな時間を過ごしたというのに、2日目も前編後編に分けるほど盛沢山な一日。だいたい、連載5回目にしてまだ2日目のレポートなんて、いつ帰国するのだ、私よ。自分でも予定外のボリュームになってし…
開園前の遊園地が、こんなにキラキラして見えるなんて初めて知った。 まだ客のいないそこは、想像していたよりずっと広大に感じる。朝日を浴びたアトラクションが、むずむずと喜びをこらえながら始まりの時を待っているみたい…
2024年、夏。お暇をいただきヨーロッパに行くことにした。 この連載は、とにかく軽やかに、時に雑に、休息の素晴らしさについて語らう連載にしていきたいとは思っているのだが、序章は、少々重い話になりそうである。 しかし、…
【201908262310.m4a】 はじめまして。村むら井い翔しょう太たといいます。よろしくお願いします。 とりあえずあの日のこと、全部話しますね。正直、気は進まないですけど。肝試しになんて行かなければ、杏あんは死な…
ロンドンでは、お友達の上白石萌音ちゃんのホテルに泊めてもらっていた。 彼女が舞台「千と千尋の神隠し」の上演のためロンドンに行くことが決まった時、 「え〜便乗しちゃおうかな」「おいでおいで」 とゆる〜い会話は交わしていたが…
「好きな食べ物」がみつからない。 いや、好きな食べ物はいくらでもあるんだ。 なんだかいきなり情緒不安定なことを言ってしまった。私がみつからないという「好きな食べ物」とは、 「あなたの好きな食べ物はなんですか?」 と…
連載第三回目は、池袋を歩く。 池袋にはプライベートでもよく遊びに行くことがある。 この街は平日、休日関わらず、人々で溢れとても賑やかだ。歩く人々を眺めているだけでなんだか面白い。 赤、緑、オレンジ、奇抜な髪色をしていたり…
君の涙 やけに蒸し暑い日曜日の深夜。僕は部屋の片隅にある扇風機のスイッチを入れ、勉強机に向かった。 椅子に腰掛けてノートパソコンを起動し、映画やアニメなどを視聴できる動画配信サイトに飛び、僕に刺さりそうな物語を物色す…
商品やサービスから個人まで。魅力、強さ、価値がなかなか伝わらない時代です。差別化は考えられているのに、いったいなぜ?? その大きな理由は「付加価値をうまく作れていないから」。役立つのは「差別化」ではなく、「付加価値化」な…
2025年、戦後80年の節目に、ポプラ社は一冊の本をコミカライズします。『いしぶみ 広島二中一年生全滅の記録』(広島テレビ放送 編/ポプラポケット文庫)です。 原爆投下の日、爆心地から約500mの場所にいた広島二中一年生…
今回は羽田からロンドンへの直行便。 前回も触れたが、2023年にお友達のゆうぴーこと優河さんとニュージーランドに行った際、行きも帰りもトランジットのオーストラリアにキャリーバッグが置き去りにされるハプニングが発生した為、…

石田祥『うちのカメのこと』
乙一『山田ムノアールは生きている』
坂崎かおる『ゾウキリン』
早見和真「12歳の君へ」
安壇美緒「もう一度行きたい場所」
大島真寿美「本の森には…」
綾崎隼『さよなら、探偵』/ 瀧羽麻子『我らが音楽に祝福あれ』/ 寺地はるな『雨が降ったら』/ 天童荒太『祈りの森の物語』/ 東川篤哉『博士はオカルトを信じない2』