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【変な奴やめたい。7】3人の秘密の遊び
小学生の私は、よく変な遊びを考案していた。 例えば「ヒロシ色鬼」。ルール自体は〝鬼につかまる前に指定された色に触る〟という色鬼のルールそのものなのだが、私はそこに当時はやっていた「ヒロシ」という芸人の要素を取り入れようと...
変な奴やめたい。私は変な奴だ。変な両親に育てられ、変な男と付き合い、変な友達と遊んで暮らしてきた。もう嫌だ。変な奴はもうやめたいのだ——noteで脚光を浴び、またたく間に大注目の書き手となった文筆家・伊藤亜和は、こうして「変な奴」になっていった。恥ずかしくも愛おしい子ども時代を振り返るエッセイ。